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経済産業省が2024年3月29日に発表した、2024年2月の生産動態統計の自動車の国内生産台数(速報値)は、前年比-17.1%、前月比-6.8%の61.2万台となり、2か月連続の前年比減少となりました。
この内、トラックやバスなどを除いた乗用車の生産台数では前年比-11.5%、前月比+9.8%で、2か月連続の前年比減少の55.8万台となりました。
※2023年年間では新型コロナの緊急事態宣言による生産停止や半導体不足の影響が出た2022年よりも+14.7%(乗用車+18.3%)となりました。
リーマンショック前の2007年からみると-22%(乗用車-21%)と深刻な状況で、コロナ前の2019年からは-7%(乗用車-7%)と復活していません。
※2月はダイハツとトヨタの不正認証試験問題、ホンダの能登半島地震による部品供給停止、スバルの工場の事故により生産停止となったため、全体の生産台数に影響が出ました。
◆2月の国内生産台数と前年比は以下の通り。
(乗用車、トラック、バスの合計)
出典:各メーカーホームページより 2024/3/28発表
万台 前年比
・トヨタ 24.6 -12.9%(含むレクサス)
・ダイハツ 0.7 -91.7%
・スバル 2.4 -27.4%
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・スズキ 8.9 +22.9%
・マツダ 6.6 - 9.4%
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・日産 6.0 + 4.1%
・三菱 4.5 + 4.9%
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・ホンダ 5.1 -15.8%
◆一方2月の輸出は、前年比+11.8%、前月比+18.6%の35.0万台。
輸出はアメリカ向けが多く、全世界の内34%を占めますので、アメリカの景気と自動車産業政策が影響します。
●2月の輸出先別台数と前年比は以下の通り。
出典:日本自動車工業会 2024/3/29発表
輸出先 万台 前年比
アジア向け 4.4 - 3.1%
内中国向け 1.5 +65.6%
中近東向け 3.2 -20.7%
ヨーロッパ向け 7.3 +44.9%
北米向け 14.2 +18.7%
内アメリカ向け 12.1 +18.8%
中米向け 1.2 + 6.4%
南米向け 0.7 +29.1%
アフリカ向け 0.6 -30.0%
大洋州向け 3.4 + 7.2%
◆2月の販売台数のブランド別台数と前年比は以下の通り。
(乗用車、トラック、バスの合計)
出典:日本自動車販売協会連合会 2024/3/6発表
万台 前年比
・トヨタ 9.6 -34.0%
・レクサス 0.7 -22.0%
・ダイハツ 1.0 -82.0%
・スバル 0.7 + 0.4%
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・スズキ 6.5 +13.7%
・マツダ 1.3 -25.4%
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・日産 4.7 + 6.5%
・三菱 1.1 +35.4%
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・ホンダ 5.7 +14.5%
自動車産業はすそ野が広い産業です。
日本の景気を見ていく上でも、チェック。
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代表 鈴木 聡
(略歴)
1960年生まれ
・FP資格を2000年に取得
・2007年に事務所設立
・お客様の気持ちに寄り添って、人生の夢の実現や家計の課題のアドバイスをしております。