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2024年3月末の、長期金利の代表である「新発10年物国債利回り」は、0.72%。
前月末よりも0.01ポイントの上昇。
★2023年以降の動き
2023年は3月上旬までは日銀が10年国債金利の目途とする0.50%を上限として推移しましたが、中旬に欧米の銀行の破綻が伝えられ金融システムへの不安から下旬には0.25%まで低下。その後金融不安が後退し0.3%台まで上昇。
4月はぐっと上昇し0.47%近辺で推移したものの、5月に入ってからは少し上昇し0.4%を挟んだ動き。
7月下旬日銀が長期金利の上限目途を1.0%に見直したため一気に上昇し、8月にはアメリカの金利上昇とともに日本も上昇し8月末は0.64%。9月はアメリカの長期金利上昇に合わせ月末には0.76%。
10月末に日銀が長期金利の上限について1%を一定程度超えることを容認したため、月末に一気に0.95%へ。その後はアメリカの物価が落ち着き長期金利が低下したため、日本もつられて低下し0.6%台へ低下。
2024年1月は下旬から日銀の政策金利の0金利解除の思惑から上昇し下旬には0.7%台へ。2月も概ね0.7%台を推移。
3月19日に日銀は「マイナス金利の解除と長期金利の上限目途1%の撤廃」を発表したもののその後はむしろ金利は低下。
※日銀は“市場で不連続性が生じないように国債買い入れは継続”するとの金融政策を表明したため、今後も長期金利が急上昇することはなさそうです。
◆日本の長期金利は2013年の安倍政権以降「次元の異なる金融緩和」により日銀が低く誘導してきましたが、2024年3月に「普通の金融政策」=政策金利のコントロールに転換。
2%超えの物価上昇の継続と賃金上昇がみられたため、17年ぶりの利上げ(マイナス金利の解除=政策金利は0%~0.1%)と長短金利操作(長期金利の誘導)を撤廃しました。
★短期的には為替は金利差によって敏感に動きます。
長期金利差に対して動いたり、短期金利差に対して動いたり時々によって異なります。
日本が金融緩和策によって低金利に抑えている一方で、アメリカは物価状況で金利を上下させています。この金融政策の違いが金利差を生みます。
金利差が開く(アメリカの金利が高くなる)ことで、基本為替は円安になります。
◆アメリカの長期金利の動き
2023年3月中旬に銀行破綻から3.4%まで下落し、4月~5月も同水準。6月以降は上昇が続き、9月下旬に暫く金利高が続く予想から一気に上昇し、9月末は16年ぶりの高水準となる4.57%。
10月下旬以降は更に上昇し4.9%台へ。
しかし、11月14日に発表された物価上昇率が低下傾向を継続し、落ち着いたため長期金利が低下し11月、12月は低下し年末は3.8%台へ。
2024年1月は4.0%を挟む動きでFRBの政策金利の動きの様子見となっています。2月~3月は利下げが少し遠のく思惑から少し上昇し4.3%を挟む動き。
◆アメリカのFRBは2020年に新型コロナの景気への影響から、政策金利は2015年12月以来の0%にしましたが、経済活動再開による需要急増、賃金上昇等により物価高騰が続き、0金利政策から転換し、2022年には+4.25%に到達。更に2023年2月から7月までに4回利上げし、+5.25%。22年ぶり高水準となりました。
※2024年3月現在、アメリカ金融当局者の発言では利下げを急ぐ様子はありません。
◆この長期金利を、もっと長いスパンで過去から見てみると・・・
高金利通貨の代名詞でもあったオーストラリアの金利は2014年以降大きく低下し、米豪の金利差は縮小し、2018年に入りアメリカの金利が上回る珍しい現象が起きました。
2020年はコロナウイルスの影響で、アメリカ、オーストラリアはともに1%割れとなり、日本との金利差が縮小してきましたが、
米豪とも2021年以降は似たような動きで上昇下降しています。
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代表 鈴木 聡
(略歴)
1960年生まれ
・FP資格を2000年に取得
・2007年に事務所設立
・お客様の気持ちに寄り添って、人生の夢の実現や家計の課題のアドバイスをしております。