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国民年金や厚生年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の、2024年度の運用実績が2025年7月4日に公表されました。
2025年3月末の運用資金は249.8兆円で昨年度末よりも3.9兆円の増加。
2014年10月にリスクの少ない国内債券を減らし、リスク資産である、国内株式や外国株式、外国債券への投資を増やす資産構成に変更されました。
これにより、株価や為替レートによって収益も振れることになりましたが、2014年度~2024年度の11年間合計で120.1兆円、平均収益率は年6.6%を計上しました。
◆2020年度以降の運用資産の運用状況
・2020年度はコロナ対策として世界的な金融緩和により株価が上昇し、年度として+37.8兆円。
・2021年度は2021年内は内外の株式市場が好調で+5.4兆円。
・2022年度はウクライナ侵攻のリスク、物価高騰による欧米の利上げで、2022年内は4資産ともにマイナスとなりましたが、2023年1月~3月で内外株式が堅調となり、年度としては+2.9兆円。
・2023年度は国内債券については長期金利上昇に伴い価格が下落し収益はマイナス、外国債券も金利上昇に伴い価格は下落しましたが円安進展により収益はプラス、国内株式と外国株式は株価上昇により大幅プラスとなり、年度では+45.4兆円。
・2024年度は、日銀の利上げが始まり長期金利の利回りコントロールも無くなり、これに伴い国内債券の価格は下落しマイナス、逆に海外債券は欧米の金利が下がったことで債券価格が上がりプラス。国内株式は夏の円高株価暴落、2025年1月~3月のトランプ関税ショックによる下げがあり年度ではマイナス。海外株式は夏場と今年に入ってのトランプショックでマイナスがあったものの、利下げによる株価上昇により年度としてはプラス。資産全体では+1.7兆円。
運用開始後の24年間の累計では+155.5兆円。収益率は通算で年平均+4.2%
◆2024年度の各運用資産の収益率(利回り)は下記の通りです。
国内株式 ・・・ -1.5%
外国株式 ・・・ +6.6%
外国債券 ・・・ +1.7%
国内債券 ・・・ -4.5%
(参考) 資産構成の変化
2014/3末 2015/3末 2025/3末 基本構成
国内株式 ・・・ 16.5% 23.0% 23.9% 25%
外国株式 ・・・ 15.6% 21.9% 24.1% 25%
外国債券 ・・・ 11.1% 13.2% 24.4% 25%
国内債券 ・・・ 55.4% 41.2% 27.6% 25%
※基本構成の比率は±6%~±8%程度の乖離は許容されています。
※各資産のベンチマーク(市場の平均値)との差は、-0.3%~+0.3%%で、全体として+0.1%で運用しており、概ね市場の動きに沿った収益を上げています。
厚労省が求める2020年度~2024年度の年金収益率は、名目+4.0%で、賃金上昇率+2.3%を引いて、実質+1.7%となっていますが、GPIFは5年間平均で実質+9.2%を達成しています。
※尚、2025年度~2029年度の厚労省が求める年金収益率は+1.9%となりましたが、これを受けてGPIFの資産構成は引き続き4資産を4等分(±5%~±6%)となりました。
現在のポートフォリオでは、過去30年間のリスク(年間収益率のプレ幅)は12.9%と試算されていますので、厚労省が求める名目+4.0%の収益率に対し、95%の確率で1年間で、+29.8%~-21.8%の範囲で名目収益が期待されることを意味します。
※私の試算で過去20年間に国内外の株式・債券に4等分で運用した結果では、収益率+6.4%、リスク12.8%となっています。
◆年金保険料の運用積立額249.8兆円に対し、2024年度は年金会計へ3,200億円納付。(年金支払いのために取り崩した)
ちなみに、2001年度~2024年度までに、年金会計へ累計18.7兆円を納付。
◆バランス型の運用ですが、リスク資産が半分を占めますので、運用管理者の責任も重くなります。
年金は数十年という長い期間で運用されていきますので、1年程度の運用成績で一喜一憂する必要は無いのですが、
将来私たちがもらう年金資産ですので、気になりますし、注目しています。
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代表 鈴木 聡
(略歴)
1960年生まれ
・FP資格を2000年に取得
・2007年に事務所設立
・お客様の気持ちに寄り添って、人生の夢の実現や家計の課題のアドバイスをしております。