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アメリカの雇用状況

米国労働省が2020年1月10日に発表した2019年12月のアメリカの失業率は、3.5%

前月と変わらず、1年前の3.9%に対し0.4ポイントの改善で、1969年以来の50年ぶりの低水準です。

12月の失業率は大半のFRB当局者が「完全雇用とみなす4.5%」の水準を大きく下回っています。

16歳以上の一般の人口に対し、労働力人口を示す「労働参加率」は前年よりも0.2ポイント増加し、前月並びの63.2%となりました。

◆12月の雇用は前月比14.5万人の増加となりました。
10月は15.2万人、11月が25.6万人増加でしたので、増加幅はぐっと減りました。

2018年合計で267.9万人(月平均22.3万人)増加しましたが、2019年は210.8万人(月平均17.6万人)増、と少し陰りが出ています。
※労働省当局が雇用増加幅は当初発表よりも2018年~2019年にかけて、50万人少なくなる改定値を2月に発表する予定ですので、雇用市場は様相が激変するかもしれません。

FRB(アメリカの中央銀行)の目標の一つに、雇用改善の目安として「完全雇用状態では7.5万人~12.5万人増加が適正」との認識があります。

景気が好調である目安としている20万人の雇用増加」は下回りましたが、「労働力人口の増加を吸収するための10万人の雇用増加」は上回りました。
尚、3か月平均18.4万人でも上回っています。

12月の時間当たりの前年比賃金上昇率は前月よりも0.2ポイント下落し+2.9%となりました。(尚、望ましい水準は3%程度とされています)

また、失業者に占める27週間(半年)以上の長期失業者の割合は前月より0.5ポイント改善し、20.6%。1年前に対しは0.3ポイント改善し、人数では12.5万人減少しています。

正規雇用を望みながらパート就業する人も含めた広義の失業率は、前年比0.9ポイント改善、前月より0.2ポイント改善の6.7%。
1994年の統計開始以来の最低水準です。
(テーブルA-15)

一方でFRBが物価の目安として注目する11月の個人消費支出(PCE)価格指数の総合:前年比物価上昇率は+1.5%(前月比+0.1)、コア(食品、エネルギーを除く)は+1.6%(前月比-0.1)。弱い上昇率です。

FRBは、”質の良い雇用とコア消費者物価上昇率2%”を目指していて、「賃金、労働参加率の上昇」「長期失業者の減少」「物価上昇率が中期的に2%に向かっていくと確信」ができたため、2015年12月16日に「0金利政策」を解除して利上げし、2018年までに計9回の2.25%の利上げを実行しました。

しかし、米中貿易摩擦で先行きの景気が厳しくなる可能性がある為、2019年7月に10年半ぶりの利下げを決定し、続く9月、10月と合わせ計0.75%の利下げをしました。

   アメリカ長期金利
2015年 12月末 2.3%、2016年 12月末 2.4%
2017年 12月末 2.4%、2018年 12月末 2.7%
2019年 12月末 1.9%、2020年 1月10日 1.8%

長期金利は2018年に入り上昇し、5月17日に3.11%まで上昇しその後一旦下落したものの、8月下旬から再び上昇し9月中旬からは3%台を維持、10月に入り3.2%と、2011年4月以来の水準に上昇しましたが、その後低下。
2019年は一気に低下。

◆雇用の増加は、消費の回復となります。
その意味では、日本のみならず、世界の景気を考えた場合、アメリカの景気はとても重要です。

アメリカの企業は業績が悪化すると、即雇用調整に動きますが、一方で回復すれば雇用も回復していきます。
ですので、景気の状況が良く分かります。

ところで、アメリカの労働状況はアメリカの労働省のホームページに詳しく書かれていて、これを見ると、アメリカらしい統計データが見ることができます。

それは、失業率を人種別に記載している点。
全体では、3.5%(男性3.5%、女性3.5%)としていますが、

・白人          ・・・ 3.2%
・黒人、アフリカ系    ・・・ 5.9%
・アジア系        ・・・ 2.5%
・ヒスパニック、ラテン系 ・・・ 4.2%

よく聞く話しですが、白人の方が雇用環境は良さそうです。
アジア系もいいです。

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代表 鈴木 聡

(略歴)
1960年生まれ
・FP資格を2000年に取得
・2007年に事務所設立
・お客様の気持ちに寄り添って、人生の夢の実現や家計の課題のアドバイスをしております。​

メディアへの出演、掲載

ラジオへの出演

FMラジオ「K-mix」番組「みんなの課外授業」 の水曜日の回に、2013年4月~6月毎週出演。

雑誌、新聞等への掲載

ファイナンシャルプランナーの立場で、様々な雑誌や新聞で執筆、監修。

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