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アメリカの雇用状況

米国労働省が2021年12月3日に発表した2021年11月のアメリカの失業率は、4.2%。前月から0.4ポイント改善、1年前の6.7%に対し2.5ポイントの改善。
※新型コロナの影響がなかった2020年2月は3.5%

11月の雇用は前月比+21.0万人の増加となりました。
(レジャー・接客業 +2万人、教育・保健サービス+0万人、卸売・小売業-1万人、輸送・倉庫業+5万人、製造業+3万人、建設業+3万人、プロ・ビジネスサービス+9万人、その他サービス+1万人、公務-2万人)

リーマンショックからの回復を示す2010年1月~2020年2月までの10年間に2283万人の雇用が増加しましたが、コロナショックは3月、4月の2か月間で2236万人もの雇用を失わせました
一方で、2020年5月から2021年11月迄の19か月間の雇用増加は1836万人
まだ400万人が職を失ったままです
※経済活動の再開により求人は増えていますが、コロナ感染リスクが高い低賃金の職種の回避といった需給のミスマッチが起きています。

アメリカでは2020年秋以降感染者が増えてきたため、再度経済活動の停止をした州も増え、雇用改善が鈍化していましたが、2021年に入りワクチン接種が進んできたこともあって、経済活動が再開されましたが、8月以降改善幅が急減した要因として、デルタ株の感染拡大があげられます。(更にオミクロン株のリスク)

11月の時間当たりの前年比賃金上昇率は+4.8%となりました。(尚、望ましい水準は3%程度とされています)

正規雇用を望みながらパート就業する人も含めた広義の失業率は、前年比4.2ポイント改善、前月より0.5ポイント改善の7.3%。
※新型コロナの影響がなかった2020年2月は7.0%。(テーブルA-15)

一方でFRBが物価の目安として注目する10月の個人消費支出(PCE)価格指数の総合:前年比物価上昇率は+5.0%(前月比+0.6)、そして特に重視されるコア(食品、エネルギーを除く)は+4.1%(前月比+0.4)。
※経済活動が再開し需要は増えましたが、従業員不足が足かせとなり供給不足が起きて物価が上昇している、と言われています。

2019年7月米中貿易摩擦で先行きの景気が厳しくなる可能性がある為、10年半ぶりの利下げをし、続く9月、10月と合わせ計0.75%の利下げをしました。
そして2020年3月に新型ウイルスによる景気後退から計2回1.5%の利下げ、合計2.25%の利下げをし、政策金利は2015年12月以来の0%程度となりました。
※2021年3月FRBは0金利政策を2023年末まで継続すると表明しましたが、物価上昇の状況から2022年に利上げを予想するメンバーが増加していると公表しています。

   アメリカ長期金利(10年国債)
2017年12月末 2.4%、2018年12月末 2.7%
2019年12月末 1.9%、2020年12月末 0.9%
2021年12月3日1.3%

長期金利は2018年に入り上昇し、10月には3.2%と、2011年4月以来の水準に上昇しましたが、その後低下。
2019年は一気に低下。2020年は新型コロナによる景気後退で更に低下。3月に史上最低水準(0.5%)まで下落しましたが、5月以降徐々に上昇し6月上旬に0.9%を付けましたが、6月下旬から再び下落し、7月には再び0.5%台へ低下。
しかし経済活動の再開、株価の上昇に沿って、8月以降上昇し、2021年1月は9か月ぶりに1%台に回復。
2月下旬からぐっと上昇し、3月末は1.7%台となったものの、4月以降は低下してきた中、FRBの金融緩和縮小報告により9月から金利は上昇してきました。(但し11月以降下落)

◆雇用の悪化は、消費の減退となり、景気悪化につながります。

今回の新型コロナウイルスによる感染拡大と都市封鎖は、アメリカの企業に一気にレイオフに向かわせました。
感染者が減少し、経済活動が再開し、ワクチン接種が増加しないと、消費も増えていきません。
新大統領の下、経済対策の早期展開がされないと、景気回復していきません。

ところで、アメリカの労働状況はアメリカの労働省のホームページに詳しく書かれていて、これを見ると、アメリカらしい統計データが見ることができます。

それは、失業率を人種別に記載している点。
全体では、4.2%(男性4.2%、女性4.3%)としていますが、

・白人          ・・・  3.7%
・黒人、アフリカ系    ・・・  6.4%
・アジア系        ・・・  3.8%
・ヒスパニック、ラテン系 ・・・  5.2%

よく聞く話しですが、白人は雇用環境は良さそうです。
そしてアジア系も。

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代表 鈴木 聡

(略歴)
1960年生まれ
・FP資格を2000年に取得
・2007年に事務所設立
・お客様の気持ちに寄り添って、人生の夢の実現や家計の課題のアドバイスをしております。​

メディアへの出演、掲載

ラジオへの出演

FMラジオ「K-mix」番組「みんなの課外授業」 の水曜日の回に、2013年4月~6月毎週出演。

雑誌、新聞等への掲載

ファイナンシャルプランナーの立場で、様々な雑誌や新聞で執筆、監修。

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