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長期金利(国債の金利)

2021年12月末の、長期金利の代表である「新発10年物国債利回り」は、0.07%。

●2021年は2020年から続くほぼ0%近辺からスタートし、アメリカの長期金利の上昇に合わせ徐々に上昇し、2月中旬からは2018年10月以来となる0.1%台へ。
しかし、デルタ株の感染拡大に合わせ7月~8月には0%近辺まで下落。
9月下旬からアメリカの長期金利が上昇し、これに合わせ日本の金利も上昇。年末に0.07%へ。

●一方、アメリカは2020年3月に史上初の1%割れをし、以降0.8%前後で推移してきましたが、2021年1月にバイデン大統領が就任し、巨額の財政施策を発表したことで国債大量発行の思惑もあって、金利は2020年3月以来の1%台を回復。
3月は一層金利が上昇し、コロナ前の2019年11月以来の1.7%台まで一時上昇。しかし、新型コロナの感染拡大もあって夏に向かって徐々に下落。
9月下旬にのFRBが早期の利上げを示唆したことにより、長期金利が上昇。年末に1.5%へ。

【日本】
2021年の月末で最低金利  7月 0.015%  最高金利  2月 0.15%  差 0.135%
【アメリカ】
2021年の月末で最低金利  7月 1.226%  最高金利  3月 1.74%  差 0.514%

◆日本の長期金利は「次元の異なる金融緩和」により日銀が低く誘導。

日銀は物価2%上昇を目指していますが、思うように物価は上がらず、
2014年10月31日に「追加の金融緩和対策」を発表し、更に国債の買い入れを増やすことにしたため、長期金利の低下を招きました。

2015年2月以降はアメリカの景気回復と利上げ予想に反応して、日米の金利は上昇してきましたが、7月以降は中国リスクにより株価が軟調となり、金利も下落

2015年12月16日9年半ぶりにアメリカは政策金利の利上げを実行

日本は強力な金融緩和を実施してきましたが、中国経済の悪化と、原油価格の下落継続で、物価上昇2%の達成時期も遅れが出てきたため、日本銀行は史上初の「マイナス金利」の2016年2月に導入

2016年9月の日銀の金融政策会議で「10年もの国債の金利水準は、0%程度を目標」としたため、10月に入ってからの長期金利は-0.06%前後で推移しました。

ところが、11月のアメリカ大統領選挙でトランプさんが次期大統領に当選し、経済政策として巨額のインフラ投資を実施すると発表し、その資金源として国債の発行が予想されたため、アメリカの長期金利は一気に上昇しました。
日本の長期金利もこれに沿って上昇し、プラスに転換。

アメリカのFRBは、景気改善を受け、2016年12月に2回目の利上げを実行。
また、引き続き雇用環境が好調なため、2017年は計3回の利上げを実行。
2018年に入り4回利上げし、合計9回分として2.25%上昇しました。


しかし、2019年はFRBは"景気後退予防"のために、7月末に10年半ぶりとなる利下げをし、9月、10月にも利下げをしました。計3回で0.75%。
2020年は新型コロナの影響で2回計1.5%の利下げを行い、4年3か月ぶりの0金利政策を再度導入。金融政策の大きな転換がありました。

2021年は4月以降消費者物価が急上昇し、これが継続したためFRBは9月下旬に2022年での早い時期の利上げを示唆しました。
これに伴い長期金利も上昇してきています。

尚、日本の10年もの長期金利は、日銀が0%程度(+-0.2%)に誘導する政策を引き続きとっていく予定です。

◆この長期金利を、もっと長いスパンで過去から見てみると・・・

2000年からの年末の長期金利の推移ですが、高金利通貨の代表でもあるオーストラリア、そしてアメリカも2014年は金利が低下。
日本は2014年に金融緩和を更に強力に進めたため、更に下落。

そして2015年は各国ともに前半は上昇に転じたものの、夏以降は一転下落し、アメリカとオーストラリアは秋以降再上昇。日本のみ下落。

2016年は夏までは中国経済の不透明、原油価格下落、イギリスのEU離脱、そして日本ではマイナス金利の導入で低下してきましたが、前述のとおり、トランプさんへの経済政策への期待から金利は上昇。

2017年はアメリカは9月中旬以降上昇し、2018年もその流れが続いていますが、2019年はFRBの利下げにより低下しています。
オーストラリアの金利は2019年一時1%を割り込み、2020年は新型コロナの影響で1年を通じて1%割れが継続しましたが、アメリカと同様に2021年1月以降は1%台を回復。オーストラリアは一時2%台まで上昇しました。

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代表 鈴木 聡

(略歴)
1960年生まれ
・FP資格を2000年に取得
・2007年に事務所設立
・お客様の気持ちに寄り添って、人生の夢の実現や家計の課題のアドバイスをしております。​

メディアへの出演、掲載

ラジオへの出演

FMラジオ「K-mix」番組「みんなの課外授業」 の水曜日の回に、2013年4月~6月毎週出演。

雑誌、新聞等への掲載

ファイナンシャルプランナーの立場で、様々な雑誌や新聞で執筆、監修。

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